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支援手特有の技術のこと。 さらに厳密には、さまざまな戦術のうち、特に支援手が得意とし 研鑽をきわめているものを指して言う。 回復弾の撃ち方や、麻痺?のタイミング制御とそのための狙撃技術などで、 巷でも必要から上級ハンターが(たとえ究極の目的がソロでも)獲得していることも多い。 支援戦術が普通の戦術を指して広く意味をもつのに対して 支援術とは支援のための「技術」を指している。
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フジテレビ 1998年 フジテレビ 1998年2月17日 長野オリンピックハイライト 23 30~25 30 A枠 1'00"…GEORGIA(Coca-Cola)、松下電器、NISSAN、日本アムウェイ 0'30"…VISAインターナショナル、FedEx、KIRIN B枠 1'00"…IBM、JT、アサヒビール 0'30"…パソナ、ディレク・ティービー、セガ・エンタープライゼス、富士重工、久光製薬 C枠 1'00"…全国牛乳普及協会、FUJI XEROX 0'30"…NTT DATA、VISAジャパン、アイシン・エィ・ダブリュ、マンダム、雪印乳業
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此処はとある補給艦。復興支援の第一陣。 鈴木は外務省から来たロリコン、田中茂人に子供のお守りを任せると言われたとき、 まさか本当に子供の世話をするとは思わなかった。 小さな彼女は利発で聡明な33歳だが、他の隊員達は子供の世話を誰も気に掛けてはくれない。 艦内に子供を連れ込むな、此処は保育所じゃないんだぞ、いつの間に紛れ込んだ、保護者を呼べ、 船に女を連れ込むな、上の命令と下のごもっともな言葉に挟まれ悪戦苦闘する。 更に幼女が艦内をふらふらと歩き回る、その度に追っかけて、頭を下げて後始末に廻る。 陸自の隊員が船に乗っているだけでも面倒なのに、幼女連れて個室で2人きりなんてロリコン扱い。 子供の相手は女性が適任だと思うのだが、自衛隊には女性隊員が少ない。 どれほど珍しいかというと、前に海賊対策にたった10人の女性隊員が派遣されただけで テレビが来て、新聞に載って、ワイドショーで騒がれるぐらいだ。 貴重な女性隊員は残念なことにこの艦には居ない。 「ゲトデヒニス!ゲトデヒニスは居るか?」 「カイ。お嬢様、私の名前は鈴木で御座います」 「紅茶をくりゃれ」 小学6年生ほど、ランドセルを背負っていそうなちっちゃい子供。 目を惹く綺麗な銀髪に小麦色の肌、まだ性別がはっきりしない未成熟な体に、 長く細長いアンテナみたいな耳と大きな飴色の瞳と細い折れてしまいそうな手足をした少女。 別世界の住人、ダークエルフ、赤井・マル・ポーロである。 「はい、入れますから待っててくださいね」 脚立が付いた椅子にどっかりと腰を下ろす古風な物言いをする幼女。 お人形さんみたいな子供が威厳を持った声でお茶を催促する姿はアンバランス極まりない。 見た目ろりぃな11歳、中身33歳、世俗慣れしたロリ年間。 「うむ」 鈴木の本来の仕事は、陸上自衛隊三佐連隊付きの補給計画課に所属する自衛官。 ついこの間までは弾薬部の一尉だったのがめでたく昇進、理由は知ってはいけない秘密を知ったからで、 日本から遠く離れ天津市方面の海上に居るのは口封じに海外へ飛ばされためである。 言わば現代の島流し。 「ふーむ。合理的だ」 荷物整理が済んでいない、段ボールとパレットコンテナだらけの部屋の中、 鈴木は箱からパック式の紅茶を取り出し、壁に取り付けてある金属製のカップにポットのお湯を注いだ。 お盆に、共有冷蔵庫から取り出した名前付きのプリンを取り出す。 プリンは1つ30円の安いやつ。 カイは品のいい眉を曲げながらしきりに角度を変えてプリンのカップと紅茶パックを見ている。 田中の趣味なのか、服は妙に露出度が高い。 両肩部分が剥き出しの桜色のワンピースを着ている。 傷一つない細い首筋と長く輝く銀髪、整った目鼻と涼やかな目元のせいか、 プリンを持ってあごに手を当てている姿は一枚の立派な絵に見えた。 「完全密閉された容器、とシール、プラスチックの器はプリンの味を損ねない。考えられておる」 カイは竹島戦で生き残った捕虜で、日本政府の大切な外から来たゲストだ。 それにしてもカイちゃんはないだろ、ちゃんは。彼女を連れて来た田中の言動を思い出す。 いい歳をした男が子供にちゃん付けしてデレデレする様は傍から見ると 久しぶりに残業から帰ってきた休日に家族サービスをしようと子供のご機嫌を取ろうとするも、 邪険にされて子供に相手をされない親馬鹿の父か、ただのロリコンである。 「紅茶も一口ごとに袋詰めされ、容易に使い捨てできる。 袋詰めしてはたして採算が取れるのか? うむう。取れるからやっているのだろうな。 ニホンの兵士達はみなこのようなものを食べているのか。勝てないわけだ」 ひっぱったり伸ばしたりして袋を調べている。 ファンタジーな世界の住人にプラスチックや紅茶の包装は珍しいのだろうか。 「プリンをプリンのまま運べる上に、兵士でも戦地で水物を食べられるのか。大した物だの」 プリンを空にした後、しきりに入っていた段ボールを触っている。 田中の話によるとカイは貿易業を営んでいるため、日本の保存や輸送法に興味を示しているらしい。 両国の文化の違いを考察するには聞くより見たほうがはやい。そこで備品科にお鉢が回ってきた。 備品科は陸自の数ある補給関連の部署で、最も多様な物品と荷物を扱う他、輸送や配給にも関わりが深い。 多種多様な物品を扱うなら海自の補給科がいいのだけれど、復興支援事業のために忙しく空いた手がない。 陸自も治安維持で忙しい、そこにちょうど、既にある程度の事情を知っていて 突然の部署変更で手持ち無沙汰だった私が選ばれたのだ。 復興支援のため海自は手一杯、陸自も忙しい、外との接触の際に現地人のマルが居ると都合がいい。 妥協の産物が、陸自の備品科隊員を補給艦に乗せるとの決断であった。 「はは。違うよ。プリンは腐りやすいから食べられるのは後方の隊員達だけだ。 カイたちは違うみたいだな。魔法で輸送や保存でもしてるのか」 ちなみにカイのことは、周囲にVIPのお嬢様で世話役を上から頼まれているのだと答えている。 船に女は入れるなとの意見や公務中に子供を中に連れ込むなとの意見、もっともで御座います。 痛し痒しでございますだ。ちなみに私はノーマルだ。痛い視線はやめて。 カイにチョコレートを与えるな。太るだろ。 ああああああ、飴も駄目だ。虫歯になる。 こら!そっちは機関室だ。隊員さんの邪魔になる。 うああああああ。拾った空薬莢は返してきなさい! 会ってからたった数十時間、私は振り回され続けてくたくただった。 今は昼前、もうすぐご飯の時間である。 「基本は塩漬けと乾燥した肉や野菜だ。街に留まらない限り、卵や果物にありつけんの。 料理を料理ごと運べるのは素晴らしい。甘いものなど、まず食べられん。 酢と塩と干物ばかりの日々は嫌じゃ」 野菜を塩や香辛料なしに保存できるのは良いことだ。冷蔵庫は偉大である。 故郷の鱒の寿司が懐かしい。 酢で締めた米と油の乗った鱒の切り身に醤油をちょっとかけるとうまい。 久しぶりに実家から送ってもらおうかな。 船で魔法の冷蔵庫を見ていたから、言葉を返した。 「冷蔵庫が船にあったけど。野菜は運べるんじゃないか」 「鈴木が見たのはたぶんベルリラ級の指揮船じゃな。 リム・ショット型のバリスタが5つ付いてた5本マストで20枚の帆、250人乗りの巨船だの」 「詳しいな」 「もちろんじゃ。交易で船に興味を持たない者など貧乏人だけだの」 そんな当たり前のこともしらんのかといった様に事も無げにカイは話した。 ベルリラ級の船とは最高300人から、以下200人、150人等々の水夫を乗り組ませていて、 その積み荷の量も各国の船の中では高い水準に位置する船らしい。 輸送能力は多ければ7000籠、普通で6000籠の塩を積載できる船で、 大きすぎるが故に波止場が整備された一部の輸送区間内でしか使われていない船だ。 マストが5本もあるのは、無風になるなどしたら、魔法で動かしやすいようにとの配慮だとか。 船を急速航行させる際には、船底や主要な建材に魔法刻印されている印章を通して起動し 船底にある魔石を利用して、トロンアイ航法と呼ばれる、船底の水流を操る電磁航行に似た駆動を行う、 ハイテクなのかローテクなのか判断に困る船で、一度に250t~300t近くを運べるようである。 「竜騎士じゃ物は運べないのか。戦闘じゃ人乗せて飛んでたみたいだけど」 「ワイバーンで荷物を運ぶのは難しいのう。運べても馬二頭が精々じゃ。 手紙を運ぶのがやっとじゃよ。 戦闘中、あれだけの速度で動けるのは高度な訓練をされておるからだ」 竜騎士はデカイ伝書鳩にあたる位置づけで、伝書鳩はあまり一般的ではないようだ。 大量の手紙を持ったワイバーンが各都市を行き来し、主要郵便局に似た施設へ運び そこから小郵便局へ配布され、各地域に伝達される方式を取っている。 伝書鳩よりも確実で正確なため、ワイバーンを使った手紙のやり取りが発達したとある。 他にも魔導師達を使った通信も存在しているが、そちらは余り使われていないようだ。 「魔法の氷庫も一応あるんじゃが、金がかかる。繊細なものは運べんしのう。」 「果物や野菜は運べないってことかな。運べてもすぐに痛む」 「そうだ。冷蔵室と野菜冷凍室、アイス入れ。 三つがひとつになっているのはほんにべんりじゃの」 カイはぱたぱたと歩いて冷蔵庫の前でぴょんぴょんと跳ねていた。 ジャンプしても冷凍庫に届かない。 鈴木は脚立を持ってきて、冷蔵庫の前へ立て掛けた。 「うむ。ごくろう。鈴木よ」 「はい、お嬢様」 「今夜は魚が食べたい」 自衛隊をレストランと勘違いしてるんじゃないかこの子。 いやまあ、海自の食事は自衛隊では恵まれている方だけど。 「魚なら昨日食べなかったか」 「鰯だろう?雑魚は家畜の餌か畑に撒くものだ。まぐろとやらを食べたいのう」 「日本はカイの世界とは違い、保存と輸送技術こそ進んでいますが、 自衛隊の輸送にそれほど余裕があるわけではありません。 魚は腐りやすいもので、マグロは高級魚です。ご了承下さい」 調子に乗られても困る。 日本について正しい認識を持ってもらわないとな。 「無理な注文をして悪かった。 毎日美味いものを食べられて浮かれておったのだ」 カイはしゅんとした。 素直に謝られてしまうとこちらもなんとなく気まずい。 「代わりといってなんですが、マグロの缶詰はいかがでしょうか。お嬢様 自衛隊員が普段食べているものです」 缶詰を差し出すと、カイは小さな手で受け取った。 「この金属でできた小さい箱だな。ニホン軍の食事なわけか」 自衛隊は軍と答えられたのをあえて黙殺する。 海外の人からは軍に見えても仕方ない。 カイは缶詰を触り、しきりに叩いたり臭いをかいたりして確かめている。 「カイの国にある酢や塩の瓶詰めみたいなものだよ」 「中身は入っているようだが、蓋がないぞ」 「はははっ食べればわかるよ。待っててくれ。30分ほど食堂で暖めてくるから」 缶詰は戦闘糧食I型。自衛隊のレーションである。 ちなみにⅡ型はレトルトパックで、主食、副食、デザート、飲み物数種、タバスコ マッチ、ガム、トイレットペーパー、カイロなどあらゆるものが入っており、 野戦などでの作戦行動中向けのものだ。 「あちち、暖めすぎたか。おっと缶切・・・あったあった。」 缶切りを缶の縁に当て、梃の原理できこきこと切り開ける。 横ではカイがおおおと感嘆の声を上げていた。 「なにゆえ金属で完全に閉めるのじゃ」 「瓶だったら割れるし、ガラス製で重い、開きやすいと腐ったりする」 缶詰を最初に採用したのはナポレオンだ。 缶切りが発明されるまでも50年間は、ハンマーとノミを使ってこじ開けていたらしい。 ご苦労なことだ。 「ほうほう。なるほどなるほど。保存期間は?」 「3~4年、ものによっては数十年以上は持つね」 「魔法じゃ・・・」 ほどなくして、戦闘糧食Ⅰ型のマグロ缶が開いた。 「・・・これが、マグロか」 中身は砂糖と醤油で味付けされたマグロが入っており、 缶の上には茶色いマッシュルームを薄く切ったものが盛り付けられている。 うどんの醤油だしのような色の汁と桜色の不定形なマグロ、茶色の茸。 はっきりいって見た目はあまりよろしくない。 カイは中身が期待はずれだったのか、アンテナのような耳が力なく垂れ下がっている。 「どうぞ」 中身を掻き出してトレーに盛る。 小さな体ではレーションを食べきるのは苦痛だろう。 大人でも食べ切れない量である。 戦闘糧食は一缶辺りの量が多いから、空けた缶の内三分の二を自身のトレーにのせた。 「むう」 おそるおそる手を伸ばし、器用に箸でマグロの切り身を口に入れる。 「味はどうかな」 「何処の国でも、瓶付けの中身の味は変わらないものだな。 味付けは多少濃いが思ったより悪くはない」 「濃い味のものはご飯と合わせるといいよ」 微妙な表情をしているカイに赤飯を勧める。 「ご飯の瓶詰めとは面妖な」 「水を持って来てあるから飲みながら食べるといい。 戦闘糧食は野菜が少ないからな。 特に赤飯は他のものと組み合わせながらがオススメだ」 「むむ?合わせてみるとなかなか」 カイはご飯を口に掻き込んだ。 缶詰を夢中で食べる幼女とはなかなか変な光景だ。仕草がおっさんっぽい。 赤提灯と一升瓶があれば、ガード下でラーメンをすすっていそうだ。 カイは今やレア物となったたくわんの缶詰をぼりぼり食べていた。 箸が好調に進む。赤飯缶もたくわん缶も気に入ったようだ。 赤飯は美味しいが、一つだけ気を付けなくてはいけない。 「赤飯だけで急いで食べると胸焼け起こすからな。 水飲みながら他のものと一緒にな」 味付肉団子を勧める。 商標ではハンバーグとなっているのだが、どちらかといえば 見た目も味も油分を減らしたスパム缶醤油味と呼ぶべきだろう。 トレーにのせるとでろでろになる。 「この肉の様なものは?」 カイはトレーに乗せられた肉をかき混ぜた。 ハンバーグとミックスベジタブル入りコンビーフ。 こら、食べ物で遊ぶな。 「挽肉だ」 「ひきという動物はこのように崩れた肉をしているのか」 「動物の肉をひき潰した食材で、中に豚肉と牛肉が混ざって入っている」 私が食べると、カイもスプーンで恐る恐る口へ運んだ。 「むむう?確かに肉の味だ。だが肉の感触がしない肉とは変な物よ」 ハンバーグの歴史は意外と新しい。 ハンバーグは産業革命以降に、ドイツの労働者達で流行した食事がモデルとされている。 日本でハンバーグ食が有名になり出したのは高度経済成長期以降とされていて、 ハンバーグ、オムレツ、ビヤホールなどはその頃流行したものである。 「挽肉は便利だよ。牛肉以外にも色々なものを混ぜられるし、 味にもさほど変わりない体の何処の肉でもごっちゃにしてしまえば一緒だ」 「安くて大量の肉を仕入れるときには便利か・・・混ぜてしまえば同じ。 発想の転換だな。素晴らしい。龍から鱗が剥がれ落ちる思いだ。 最初に挽肉をつくった者はさぞ偉大な商人であったのだろう」 そういうと、服に刺してあるボールペンを使ってメモをとった。 商売にでも生かすのだろうか。 「そろそろ野菜が欲しいの」 「牛肉の野菜煮と鶏肉もつ野菜煮、どっち?」 「牛肉を頼む」 きこきこと缶をあける。 「はひっ」 缶を開けて中を覗いた瞬間、カイはびくりとした。 「蛆いいいいいいっ」 何ぃ!と驚いて缶を覗く。 特に何もない。 中をかき混ぜてみたが蟲などいない。 「えーと。大丈夫だぞ」 確認した後、カイに見せる。 「ひやぁうひぃ」と名状しがたい叫び声を上げて飛びのいた。 やっぱり何か入っているらしい。 牛肉、たけのこ、れんこん、しいたけ、別にそれらしいものは・・・ ああ、なるほど。細切りのこんにゃくが蟲に見えたのか。 ゼリー状の白くて細長いぷるぷるはミミズか長虫にみえなくもない。 「こいつか?」 こんにゃくを箸でつまむ。 箸の間でこんにゃくがぶるぶる踊る。 「動いた!はひぃ!」 どうだ、ほーれほれ。 目の前でこんにゃくを踊らせる。 その度にカイは、はひぃとかひゃあと悲鳴を上げる。 瞳を潤ませる姿は小動物みたいで嗜虐心をそそった。 なまじ美形なだけに妙な色気がある。 「あーこれこれ逃げるな。落ち着け。コイツは虫じゃない」 動かしていた箸をぴたりと止める。こんにゃくが力をうしなってくたりとなる。 きゃーきゃー騒いでいたカイが止まった。 「これはこんにゃくといってだな、カイがさっき食べてたプリンの仲間だ」 「全く違うではないか」 「いいか?さっき食べてたプリン。カイ達が食べている普通のプリンと何か違わなかったか?」 「むーう。焦げ目がなかった、それと水っぽかったのう。ゼリーっぽかった」 「そいつはケミカルプリンだ。プリンには焼いてつくる他にも方法があってだな、 強引に説明するならばこんにゃくの元を入れるとプリンができる。 プリンとこんにゃく、ぷるぷるが似てるだろ」 カイにも理解しやすいように簡単な言葉に直して説明した。 一般に安いプリンにはケミカルプリン、ゼラチン等のゲル化剤でゼリー状に固めた物が多い。 ゲル化剤の利点は加熱しなくてもつくれることで、大量生産が容易であるからだ。 「むむ。プリンは奥が深いの。ゼリーとやらと似ているのだが、それも同じか」 カイはこんにゃくをちょっと齧り、ちゅるりと飲み込んだ。 「大まかには同じと思っていい。成分が似てるからね」 「成分?鈴木たちの使う、カガクという魔法の一派の専門用語か」 「カイ達風に訳すなら魔法を構成する身振りや手振りを使った儀式に違いがあるけど、 術式や要素が似てるから結果は同じであるみたいなものだ」 プリンの術式とは変なたとえである。 身近なものを簡単に説明するのは難しい。 上手く説明できたか不安だ。 「食べ終わったみたいだな、ならご馳走様しようか」 「手を合わせて神に祈る。ニホンのしきたりだったな。うむ。 確か祈る神は誰にでもいいんじゃの?」 「好きな神に祈ればいいよ。日本の神様は寛容だから」 「ニホンは白い魔王やルイズゥアアア神、クトルルル神といろんな神様がいると茂人が話していた。 変な国じゃのお。だが、私は生憎祈る神を持ってはおらん。 そういった場合はどうすればいい?」 あのロリコン、カイに何を教えてたんだ。 「その場合は食べる為のお金を払ってくれた人や、養ってくれている人、運命に感謝するんだ」 「くくくっ。適当だの。各自の信じるものに祈れか」 カイは目元を細めた。 「うむ」 「では」 「「ご馳走様でした」
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ヤマビコ/2007年01月17日/自己紹介 #blognavi
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Kabu/2005年10月17日/2005-10-17 #blognavi
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42ページ目 山崎三曹(そう、だ) 山崎(これだ、これがある!) 犬耳C「どうした? 恐怖で遺言も出ないか?」 山崎「川田、フラッシュ!」ピーン 川田士長「ふおっ」バッ 犬耳B「なっ」カランカラン 犬耳A「!」 バァンッ 犬耳C「み、耳がっ!」 犬耳B「ひぃぃ……!」 犬耳A「な、何も見えん! 何も聞こえん! 一体どうなっているのだ!」 山崎三曹「逃げるぞ!」ダダッ 川田士長「やばいやばい……!」タッタッ 山崎三曹「とととっ……!」 川田士長「うわわ」ザザッ 池永二曹「どうしたんだ、さっきの音はフラッシュだろう」 山崎「現地住民に殺されかけました!」 池永「何っ?」 佐伯一士「だ、大丈夫だったんですか!?」 山崎「この通りな! だが、必ず追ってくるぞ!」 次へ トップへ
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41ページ目 川田士長「(どうします、これ民間人ですか? じゃないッスよね?)」 川田「(俺ら丸腰ッスよ……一か八か、下に逃げますか?)」 山崎三曹「(駄目だ、追われて切られる)」 犬耳A「全部聞こえているぞ。貴様ら、下に仲間がいるようだな?」 川田「くっ……」 犬耳A「しかも武器がないときた。死ににきたのか?」 山崎「……」 犬耳A「まぁ、いい。どうせ月の民だろう?」 犬耳A「ここで下にいる貴様らの仲間共々我が刀の錆びにしてくれる」チャキッ 山崎(まずい、本当にまずい……っ) 山崎(……ん? 待てよ、斜面の中腹に二人……置いた、っけ……?) 犬耳B「安心せい、一瞬だ」チャキッ 犬耳C「最後の言葉があるのなら聞いてやろう」 次へ トップへ
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62ページ目 二日目、妖怪の山 1330 吾郷三尉「よし……飛行チェックリスト、オールグリーン。GPSはないが飛べんことはない」 吾郷「無線感度……」 日向一尉『聞こえてる?』 吾郷「問題ありません。良好ともいえませんが」 白崎一曹「MWS(ミサイル警報装置)よし、CMD(ディスペンサー)異常なし、FLIR(赤外線暗視装置)異常なし、IRサプレッサー(赤外線排出抑制装置)異常なし」 白崎一曹「各武器システム、問題なし……いや、キャビンのドアガンには不安が残りますね」 吾郷「使わんことを祈ろう。何せM2を臨時でくっつけたんだ」 佐久間三曹「悲しいこと言わんでください」 吾郷「ん? 聞こえてたか」 白崎「飛べます」 吾郷「よし、離陸」 犬目「ほ、本当に飛ぶのか?」 犬耳B「わ、分からん……」 佐久間「飛ぶんだよ」 次へ トップへ
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63ページ目 犬目「あ、あれだ!」 吾郷三尉「あそこか……銃を構えてるのがいるな」 吾郷「キャビンドア閉めろ」 佐久間一曹「はい」ガー 白崎一曹「無線、途切れました」 吾郷「予想通りか……下の部隊が追いつくまでホバリングするわけにもいかんからな」 吾郷「強行着陸する! MINIMI構えとけ!」 佐久間「了!」 犬目「お、おいおい……うわっ!」 パーンパーン カンカンッ 吾郷三尉「狙いは甘い、しかも火縄銃か」 吾郷「佐久間、制圧射。死人は出すなよ」 佐久間三曹「了解」ズダダダダダッ 犬耳D「うわぁぁぁぁぁ!」 犬耳E「ひぃぃぃ!」 吾郷「よし……降りろ」 相島二曹「来い」 犬目「ぬぅ……」 加藤一士「悪く思わんでね」 犬耳B「うー……」 犬耳C「……」 次へ トップへ
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22ページ目 家主「この部屋をどうぞ」 高島三尉「こ、こんな大きな部屋を!?」 家主「良いんです、我々は守ってもらう側なんですから」 家主「あ、お食事は……」 高島「あ、食事は我々が……」 家主「そ、そんな兵隊さんのお手を煩わせるようなことは……!」 高島「いえいえ、このくらいしないと顔が立ちませんよ」 家主「ははぁー、すいませんね、本当に」 高島「いえいえ」 高島(うあー、調子狂う……民間人にこんなに優しくされるのって何か慣れないな) 草加一曹「いやー、扱いが違いますね」 高島三尉「そうだな。まるで昭和の初めの頃の兵隊だ」 草加「そういえばここには6人スけど、他はどんな感じなんでしょうな」 高島「基本的に班、もしくはバディだ。WACは全部一軒に押し込んだ」 草加「……というと、3人ですか」 高島「そうなるな。序でにアリスさんも一緒だ」 草加「あぁー随分華やかなのが一軒あるんですな……」 高島「覗きに行ったりしたら撃ち殺してやる」 草加「行かねスよ!」 木村三曹「風呂空きましたよー」 次へ トップへ